10月になりました。6月中旬から9月中旬までの長い夏休みも終わり、子供達も新学期を迎えてやっと落ち着けると思いきや、そこはイタリア、9月中はまだ時間割が決まっていなかったり、注文した教科書がまだ届いていなかったり、先生がいなかったりと帰宅時間もまちまちで子も親も落ち着きません。
そしてやっと10月になり、通常運転に戻りました。それでもイタリアの学校は基本的には午前中までで子供達はお昼は家で食べるのため、あまりゆっくりできないのですが...。
10月に入ると、トスカーナ地方も昼間はまだ半袖でも暑いくらいですが、朝晩は冷え込みます。
夏の間、暑くて食欲も落ち、また台所で火を使うのが嫌で、お米のサラダ(Insalata di riso インサラータ ディ リゾ)、冷たいパスタ(Pasta fredda パスタ フレッダ)、生ハムメロン(prosciutto crudo e melone プロシュート クルード エ メローネ)など簡単な料理になりがちでしたが、涼しくなると今までどこかに行っていた食欲が戻ってきます。
食欲の秋、到来です!
トスカーナの秋の食材の代表格といえばポルチーニ茸。
今は日本でも乾燥ポルチーニや生のポルチーニも食べられるようですが、やはりイタリアに来て味わって欲しいですね。
パスタ料理などは一年中メニューにありますが、旬は今!
そのほかの季節では冷凍品などが使われます。
ポルチーニの使われているメニューで代表的なものは、ポルチーニのスープ(Zuppa di funghi porcini ズッパ ディ フンギ ポルチーニ)。スープというと液体部分がかなり多いものを想像しますが、イタリアのスープ(Zuppa ズッパ)は具が多く「飲む」と言うより「食べる」と言う感じです。
それから、ポルチーニのタリアテッレ(Tagliatelle ai funghi porcini タリアテッレ アイ フンギ ポルチーニ)。
このパスタ料理、日本だと生のポルチーニがなかなかないため、生クリームを使ったレシピがほとんどですが、イタリアに来た際は、生ポルチーニで生クリームなしのレシピを試してください。
セコンドにはポルチーニのグリル(Porcini alla griglia ポルチーニ アラグリーリア)やフリット(fritti フリッティ)はいかがでしょう?
もちろんお肉をがっつり食べてもいいのですが(ちなみに牛肉とポルチーニを焼いた、Tagliata ai porcini が秋だけのトスカーナの肉料理です)、胃の小さい日本人にはプリモを食べた後にはきついので、ポルチーノを堪能するために今回はパス。
そして私の大好物、ポルチーノのフリット。
これさえあれば何も要らない!
赤ワインが進む、進む!!
フィリットが出る頃にはご機嫌になっている私...。と言うわけで、今回はこれにて失礼します(笑)。
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