昨年末から年始にかけて日本に一時帰国して、イタリアに戻ったらこの新型コロナ...。ご存知のようにイタリアは感染者数、死者数がすごいことになり、何か皆さんにお知らせを書こうと思っても、日々刻々と変わる状況（それも悪化）に心身共についていけず、時間だけが経ってしまいました。
５月になってやっと長いトンネルの出口が見えてきました！と言いたいところですが、まだまだ油断はできず、「出口の方向がわかりかけてきた」ぐらいなのですが、いつまでも立ち止まっているわけにはいきません。
日本に比べてかなり経済停止事項が厳しかったイタリアですが、ナマモノを扱うワイナリーはコツコツとワインを作り続けていました。外出禁止期間中もお世話になっているVilla PatriziaやCasavycから新しいワインの生産の進捗状況が届いたり、日本を心配するメッセージが届いたりと元気をもらいました。
コロナ禍で飲食店の営業が禁止になってしまったので彼らのような小さなワイナリーには大きな痛手でしたが、早々にSNSでワインの宅配を始めるなどの行動力に感心しました。
面白いことに、厳しい外出禁止、経済活動禁止（工場や店舗の営業禁止）の中、生活に欠かせない食料品店、薬局はもちろん開いていましたが、なんとエノテカ（ワイン販売店）も開いていたことです。さすがイタリア！
ちなみに文具店は閉まってしまい、スーパーの文具売り場も立ち入り禁止のテープが張られ「オンライン授業で学校があるのにノートが買えない！」という事態が発生しました。
2ヶ月近く、犬の散歩で近所を歩く以外は家にこもっていましたが、気がつけばオリーブの花の開花時期になっていました。日本では珍しいオリーブの花粉アレルギーもちの私には辛い季節ですが、初夏の到来を知らせるオリーブの可愛らしい花は大好きです。
まだまだ日本からイタリアに旅行ができるようになるまで、時間がかかると思いますがイタリア農業応援のために、日本でイタリア料理やワインを楽しんでください。
私たちトスカーナクラブが扱っているワインもこちらからネットで買えますので、家飲みでぜひ！
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